板橋区の探偵調査

＜板橋区の歴史＞
慶長5年（1600年）関ヶ原の戦いに勝利をおさめた徳川家康は幕府を開き、江戸を中心とした交通網の整備に取りかかりました。

板橋区の基となった「五街道の一つ中山道の第一番目の宿場」が板橋宿で、脇街道としての川越街道の宿場が上板橋宿（弥生町）です。
宿場は、物資の中継、宿泊などの他に各地の文化が集まり、現在の板橋区の東南部は、宿場を中心とした都市的な場として繁栄してきました。
その一方で、志村・徳丸・赤塚地区では、江戸へ積み出す大根などの野菜栽培が盛んになり、近郊農村として発展しました。

＜現代＞
昭和22年4月、板橋区は。地方制度の改革により特別区（現在の23区）の一つになり、同年8月、南西部を練馬区として分離しました。

＜産業と交通＞
板橋区は、明治期より軍需中心だった工業は、敗戦を境に精密機械を中心とする産業に変容、また昭和30年代まで東京の穀倉地帯と称された「徳丸たんぼ」は、昭和41年12月から日本住宅公団（現在の独立行政法人都市再生機構）の手により高層住宅が相次いで建設され、一躍都内でも有数の住宅街になりました。

この高島平団地の出現から、板橋区は都市化へ向けて発展し、交通機関も従来の東武東上線に加え、昭和43年12月、志村（現在の高島平）・巣鴨間に開通した地下鉄は、その後、西高島平・三田間に延長され都営三田線となり、平成12年9月には三田から目黒へ延伸し、東急目黒線に相互乗り入れしています。

また、板橋区内で昭和58年6月には有楽町線が営団成増（現在の地下鉄成増）まで延伸し、昭和62年8月に和光市で東上線と相互乗り入れしたほか、昭和60年10月には国鉄（現在のJR東日本）埼京線浮間舟渡駅が開業しました。

なお、板橋区内を首都高速5号線が南北に走り、平成14年には中央環状王子線が開通するなど、まさに首都の北端を担う都市景観が出現しています。